「ハリネズミをペットショップで買いたいけど、どこに売っているの?」「値段はいくらくらい?」そんな疑問をお持ちではないでしょうか。ハリネズミは近年人気が高まっているエキゾチックアニマルですが、犬や猫と違って取り扱い店舗が限られているのが現状です。この記事では、ペットショップでの価格相場から優良店の見極め方、健康な個体の選び方まで、ハリネズミ購入に必要な情報をすべて網羅しています。初めてハリネズミを迎える方も、ぜひ参考にしてください。
ハリネズミのペットショップでの価格相場と購入先の基本情報

ハリネズミを迎えるにあたって、まず気になるのが「いくらかかるのか」という費用面です。
ここでは生体価格の相場から初期費用の総額まで、具体的な数字をもとに解説します。
ペットショップでの価格相場は15,000円〜40,000円
ペットショップでのハリネズミの販売価格は、おおむね15,000円〜40,000円程度が一般的な相場です。
価格に幅がある理由は、カラーバリエーション・月齢・性別・個体の希少性などによって大きく変動するためです。
最も流通量が多いアフリカピグミーハリネズミは、スタンダードなカラーであれば15,000円〜25,000円程度で購入できることが多いです。
一方、レアカラーや珍しいパターンを持つ個体になると30,000円〜40,000円以上になるケースもあります。
また、月齢が若い個体(生後6週〜12週前後)は人気が高く価格が上がりやすい傾向があります。
性別については、オスよりもメスのほうが若干高めに設定されている場合があります(繁殖用途への需要があるため)。
大手ペットショップチェーンよりも、ハリネズミ専門店のほうが価格設定が高めになることが多いですが、その分飼育環境や健康管理が充実しているケースが多いです。
カラー・種類別の価格目安一覧
ハリネズミのカラーバリエーションは非常に豊富で、価格もカラーによって大きく異なります。以下に主なカラー別の価格目安をまとめました。
| カラー名 | 特徴 | 価格目安 |
|---|---|---|
| アルビノ(ホワイト) | 白い針・赤い目が特徴。人気が高い | 20,000円〜35,000円 |
| シナモン | 針にシナモン色が混じる。流通量多め | 15,000円〜25,000円 |
| ソルト&ペッパー | 白と黒が混ざったスタンダードカラー | 15,000円〜22,000円 |
| パイボールド | 白い針に模様が入る希少カラー | 30,000円〜50,000円以上 |
| チョコレート | 濃い茶色系の針が特徴 | 18,000円〜28,000円 |
| ブラック | 全体的に黒い針を持つ個体 | 25,000円〜40,000円 |
上記はあくまでも目安であり、同じカラーでも個体のコンディションや販売店によって価格は前後します。
パイボールドは特にレアカラーとして知られており、専門店やブリーダーでは50,000円を超える価格がつくこともあります。
なお、日本で流通しているハリネズミのほとんどはアフリカピグミーハリネズミ(ヨツユビハリネズミ)という種類です。
初期費用の総額は5〜8万円が目安
ハリネズミを迎える際には、生体代以外にも飼育用品の初期費用がかかります。
初期費用の総額は、生体代込みで5〜8万円程度を目安に考えておきましょう。
- 飼育ケージ:5,000円〜15,000円(最低60cm幅以上を推奨)
- 回し車(サイレントホイール):3,000円〜6,000円(直径30cm以上のもの)
- 保温器具(ヒーター・サーモスタット):5,000円〜10,000円
- 床材(ウッドチップ等):1,000円〜2,000円
- 水入れ・餌入れ:500円〜2,000円
- シェルター(隠れ家):1,000円〜3,000円
- ハリネズミ専用フード(初回):1,000円〜2,000円
合計すると飼育用品だけで約16,500円〜40,000円程度になるため、生体代と合わせると5〜8万円の初期投資を想定しておくのが安心です。
特に保温対策は必須で、ハリネズミは低体温症(冬眠)になりやすいため、サーモスタット付きのヒーターへの投資は惜しまないようにしましょう。
ハリネズミの購入先3パターンを徹底比較【ペットショップ・専門店・ブリーダー】

ハリネズミを購入できる場所は大きく3つに分類されます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルや目的に合わせて選ぶことが重要です。
大手ペットショップ(コジマ・かねだい等)の取り扱い状況
コジマ・かねだい・ペットプラス・ペッツファーストなどの大手ペットショップチェーンでは、ハリネズミを取り扱っている店舗もありますが、すべての店舗で常時販売しているわけではありません。
大手チェーンでのハリネズミ取り扱いは、店舗の規模や立地(都市部か郊外か)によって大きく異なります。
エキゾチックアニマルを専門に扱うエキゾチックコーナー設置店であれば、定期的に入荷していることが多いです。
一方、小規模な店舗や犬・猫中心の店舗では、ハリネズミの在庫がないケースがほとんどです。
来店前に必ず電話で在庫確認を行うことを強く推奨します。
大手チェーンのメリットは、アクセスが良く、飼育用品も同時に購入できる利便性の高さです。
ハリネズミ専門店のメリット・デメリット
ハリネズミ専門店とは、ハリネズミの販売・飼育情報提供に特化したショップです。全国的にはまだ数が少ないものの、都市部を中心に存在しています。
【メリット】
- スタッフがハリネズミに関する深い専門知識を持っている
- カラーバリエーションが豊富で、希少カラーにも出会いやすい
- 個体の性格・健康状態について詳しく教えてもらえる
- 購入後の飼育相談に乗ってもらえるアフターサポートが充実
- 飼育環境が適切に管理されていることが多い
【デメリット】
- 大手チェーンに比べて価格がやや高め(20,000円〜40,000円台が中心)
- 店舗数が少なく、遠方からのアクセスが必要な場合がある
- 在庫数が大手より少なく、希望の個体がいないこともある
専門的なアドバイスを重視する方や、初めてハリネズミを飼う方には専門店の利用をおすすめします。
ブリーダーから購入するメリット・デメリット
ブリーダーとは、ハリネズミを自ら繁殖・育成して販売している個人や業者のことです。近年はSNSやマッチングサービスを通じて個人ブリーダーから購入するケースも増えています。
【メリット】
- 親の性格・遺伝情報を事前に確認できる
- 幼少期からの飼育状況が明確でトレーサビリティが高い
- 人慣れしている個体が多く、初心者でも扱いやすい
- ペットショップより価格が抑えられる場合がある
- 飼育に関する継続的なサポートを受けやすい
【デメリット】
- 信頼できるブリーダーを見つけるのに手間がかかる
- 直接会って確認するまで個体の状態を把握しにくい
- 悪質なブリーダーも存在するため、見極めが必要
- 遠方のブリーダーの場合、輸送ストレスが個体にかかる可能性がある
ブリーダーから購入する際は、動物取扱業の登録番号を必ず確認してください。環境省の動物取扱業者検索システムで登録状況を確認できます。
【比較表】購入先ごとの違いと特徴まとめ
3つの購入先の違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | 大手ペットショップ | ハリネズミ専門店 | ブリーダー |
|---|---|---|---|
| 価格 | 15,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 | 15,000〜35,000円 |
| 専門知識 | △(店舗差あり) | ◎(豊富) | ◎(深い) |
| アクセス | ◎(全国展開) | △(都市部中心) | △(要事前連絡) |
| カラー選択肢 | △(在庫少) | ◎(豊富) | ○(時期による) |
| アフターサポート | △(限定的) | ◎(充実) | ○(個人差あり) |
| 人慣れ度 | △(個体差大) | ○(良好) | ◎(高い傾向) |
| 信頼性確認 | ○(店舗実績) | ○(評判確認可) | △(要確認) |
あなたに合った購入先がわかる判断フローチャート
以下のフローチャートで、あなたに最適な購入先を確認してみましょう。
- ハリネズミ飼育は初めてですか?
→ はい:専門店またはブリーダーを推奨(飼育サポートが充実)
→ いいえ:次の質問へ - 特定のカラーや個体にこだわりがありますか?
→ はい:専門店またはブリーダー(選択肢が豊富)
→ いいえ:次の質問へ - できるだけ手軽に購入したいですか?
→ はい:大手ペットショップ(アクセスしやすく用品も同時購入可)
→ いいえ:専門店を検討(アフターサポートが手厚い) - 予算を抑えたいですか?
→ はい:大手ペットショップまたはブリーダー
→ いいえ:専門店(価値に見合った投資)
初めてハリネズミを迎える方にはハリネズミ専門店が最もおすすめです。
ハリネズミを扱うペットショップの探し方と問い合わせ方法

ハリネズミはすべてのペットショップで取り扱っているわけではないため、効率的な探し方を知っておくことが重要です。
効率的な検索方法(Google・SNS・専門サイト活用)
【Google検索を活用する方法】
Googleで「ハリネズミ ペットショップ +(お住まいの地域名)」と検索することで、近隣の取扱店を効率よく探せます。
さらにGoogleマップで「ハリネズミ」と検索すると、口コミ付きの周辺店舗が表示されるため非常に便利です。
【SNSを活用する方法】
InstagramやX(旧Twitter)で「#ハリネズミ販売」「#ハリネズミ +地域名」などのハッシュタグ検索が有効です。
ペットショップや専門店が在庫情報をSNSで発信しているケースが増えており、リアルタイムの入荷情報を得やすくなっています。
【専門サイト・掲示板の活用】
- ペットのおうち・ペットホームなどのペット売買サービス(ブリーダー・個人出品者の情報あり)
- ハリネズミ専門の情報サイトに掲載されているショップリスト
- 地域のペット関連コミュニティサイト
電話問い合わせで確認すべき3つの質問【テンプレート付き】
ペットショップに電話する際は、以下の3つを必ず確認しましょう。
質問1:現在ハリネズミの在庫はありますか?
「現在、ハリネズミの在庫はございますか?何匹くらいいらっしゃいますか?」
質問2:価格・月齢・性別を教えてください
「価格帯と、だいたいの月齢・性別を教えていただけますか?」
質問3:取り置きや予約は可能ですか?
「気に入った子がいた場合、お取り置きや予約はできますか?」
電話時のポイント:混雑時間帯(土日昼間など)は避け、平日の午前中〜昼過ぎに問い合わせると丁寧に対応してもらいやすいです。
ペットショップにハリネズミが売ってない場合の対処法
近隣のペットショップにハリネズミがいなかった場合でも、いくつかの代替手段があります。
- 入荷リクエストを申し込む:多くのペットショップでは「入荷希望リスト」に登録でき、希望の動物が入荷した際に連絡をもらえます
- 隣接する都市部のショップを探す:都市部の大型店舗ではエキゾチックアニマルを取り扱う確率が高いです
- ハリネズミ専門店に問い合わせる:遠方でも取り寄せや配送に対応している専門店もあります
- 信頼できるブリーダーを探す:SNSや専門サイトを通じて近隣のブリーダーを探す方法も有効です
焦って状態の悪い個体を購入するよりも、信頼できる販売者から健康な個体を迎えることを最優先に考えましょう。
優良ペットショップを見極める7つのチェックポイント

ペットショップの質は店舗によって大きく異なります。来店した際には以下の7つのポイントを確認し、信頼できる店舗かどうかを見極めましょう。
飼育ケージの清潔さと適切な広さ
ハリネズミの展示ケージが清潔に保たれているか、適切な広さが確保されているかをまず確認してください。
ケージ内に排泄物が大量に残っていたり、食べ残しが放置されていたりする店舗は管理が行き届いていないサインです。
展示ケージの推奨サイズは最低でも60cm×45cm程度で、複数頭を同一ケージに詰め込んでいる店舗は要注意です(ハリネズミは基本的に単独飼育が必要な動物です)。
床材が適切に敷かれており、清潔感が保たれているかどうかが、店舗の管理レベルを示す重要な指標になります。
夜行性に配慮した照明・展示環境
ハリネズミは夜行性の動物であるため、強い照明の下に長時間さらされることはストレスになります。
優良な店舗では、ハリネズミの展示コーナーに過度に明るい照明を当てないよう工夫されています。
シェルター(隠れ家)がケージ内に設置されているかどうかも確認しましょう。隠れ家がない環境はハリネズミに慢性的なストレスを与えます。
照明の強さや展示方法がハリネズミの習性を考慮したものになっているかどうかが、その店のハリネズミへの理解度を反映しています。
温度・湿度管理の徹底(24〜28℃が適温)
ハリネズミの適切な飼育温度は24〜28℃で、18℃を下回ると冬眠(擬似冬眠)状態に入り命に関わる危険があります。
店舗内またはケージ内の温度管理が徹底されているか確認しましょう。
温度計・湿度計がケージ付近に設置されているか、ヒーターなどの保温器具が適切に使用されているかを目視で確認することが重要です。
湿度については40〜60%が適切な範囲とされており、過度に乾燥した環境も皮膚トラブルの原因になります。
冬場に暖房が不十分な店舗や、夏場に冷房が効きすぎて低温になっている店舗は管理が不十分と判断できます。
スタッフのハリネズミに関する専門知識
スタッフに「ハリネズミの適切な飼育温度は?」「回し車は必要ですか?」など、基本的な質問を投げかけてみましょう。
的確に答えられるスタッフがいる店舗は信頼性が高いと判断できます。
一方、曖昧な回答や「猫・犬と同じ感覚で大丈夫です」といった不適切な返答をするスタッフがいる場合は要注意です。
確認すべき質問例として以下が挙げられます。
- 「適切な飼育温度と保温方法を教えてください」
- 「ハリネズミの主食と副食について教えてください」
- 「夜行性への対応としてどんな工夫が必要ですか?」
個体の健康状態・入荷日の説明があるか
優良なペットショップは、個体ごとの入荷日・月齢・健康状態を明確に説明してくれます。
入荷日が不明な個体や、「在庫があるから早く売りたい」という姿勢が見えるショップは避けたほうが無難です。
また、獣医師による健康診断を受けているかどうかも確認するポイントです。健康診断済みの個体を販売している店舗は信頼性が高いと言えます。
個体カードやPOPに生年月日・性別・入荷日などの情報が記載されているかどうかも、情報開示の透明性を示す指標になります。
購入後のアフターサポート体制
購入後に飼育上の疑問や問題が生じた際、相談できる体制が整っているかどうかは非常に重要です。
「購入後の飼育で困ったことがあれば相談に来てください」と積極的に言ってくれる店舗は信頼できます。
電話・LINE・メールなどで購入後の質問に対応してくれるショップを選ぶと、初心者でも安心して飼育をスタートできます。
購入前にアフターサポートの有無を確認しておきましょう。「購入後のサポートはされていますか?」と直接尋ねて、その対応の仕方も評価の基準にしてください。
生体保証・返品ポリシーの明確さ
信頼できるペットショップは生体保証(購入後一定期間内の疾病・死亡に対する対応)を明確に定めています。
一般的な生体保証期間は購入後7〜14日間のケースが多いですが、店舗によって異なります。
「購入後に体調不良になった場合、どのような対応をしてもらえますか?」と事前に確認することが大切です。
保証内容が口頭のみで書面(レシートや保証書)に残らない場合は、トラブル時に泣き寝入りになる可能性があるため注意が必要です。
なお、生体の「返品」については動物愛護の観点から慎重な取り扱いが求められます。購入前に十分な検討を行うことが大前提です。
健康なハリネズミを選ぶための観察ポイント5つ

ペットショップで実際に個体を見る際には、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。健康な個体を選ぶことが、長期にわたる幸せな飼育生活の第一歩です。
目の輝きと周囲の清潔さをチェック
健康なハリネズミの目は澄んでいてキラキラと輝き、目の周囲に目やにや汚れがありません。
目が半開きになっていたり、目の周囲に白い分泌物が付着していたりする場合は、体調不良または感染症のサインの可能性があります。
また、目が落ちくぼんでいる場合は脱水症状の疑いがあります。ケージ内の水分補給が十分に行われているかどうかも確認しましょう。
アルビノ(赤目)の個体は目が赤いのが正常ですが、目の周囲の清潔さを確認する点は同様です。
鼻水・くしゃみがないか確認
ハリネズミの鼻は乾いていて湿りすぎていない状態が正常です。
鼻水が出ていたり、短時間に複数回くしゃみをしている個体は、呼吸器系の感染症を患っている可能性があります。
鼻の穴が詰まっているように見えたり、呼吸音が荒かったりする場合も要注意です。
これらの症状が見られる個体の購入は避け、元気に動き回りスムーズに呼吸している個体を選びましょう。
針と皮膚の状態(ダニ感染の兆候)
ハリネズミに最も多い寄生虫トラブルがダニ感染(ニキビダニ・疥癬ダニなど)です。
ダニに感染している個体の特徴として以下が挙げられます。
- 針の根元に白いフケ・かさぶたが見られる
- 針が抜けやすく、薄くなっている部分がある
- 頻繁に体をかく・こすりつける行動が見られる
- 皮膚が赤みを帯びていたり、ただれているように見える
ダニ感染は治療が可能ですが、動物病院での治療費がかかるため、購入前に状態をしっかり確認することが重要です。
針がまんべんなく生え揃っており、皮膚に異常が見られない個体を選びましょう。
体型と動きの活発さを観察
健康なハリネズミは適度な丸みのある体型をしており、極端に痩せていたり、反対に肥満気味だったりする個体は注意が必要です。
触れられると丸まる(ボール状になる)のはハリネズミの防衛本能として正常ですが、時間が経っても全く動かない・反応がない個体は体調不良の可能性があります。
夜行性のため昼間はおとなしいことが多いですが、ケージ内を歩き回ったり、鼻を動かして周囲を探索したりする行動が見られる個体は活気があると判断できます。
来店時間帯によっては個体が眠っている場合もありますが、スタッフに「少し動かしてもらえますか?」と確認を取りながら観察することをおすすめします。
糞の状態で健康状態を判断
ハリネズミの健康状態は糞の状態にも表れます。正常な糞は黒褐色〜茶色で、適度な硬さがあります。
以下のような状態の糞が見られる場合は、健康上の問題があるサインです。
- 水っぽい下痢状の糞:消化器系の疾患、感染症の可能性
- 緑色の糞:ストレス・消化不良の可能性
- 粘液が混じった糞:腸内の異常の可能性
- 血が混じった糞:内部出血・深刻な疾患の可能性
ケージ内の糞の状態を観察することで、個体の健康状態をある程度把握できます。ケージが清潔に管理されていれば、糞の状態も確認しやすくなっています。
ペットショップでの購入当日の流れと準備物

購入当日にスムーズに手続きを進め、ハリネズミに余計なストレスをかけないためにも、事前の準備が大切です。
来店前に揃えておくべき飼育用品リスト
ハリネズミを迎える前日までには、最低限以下の用品を揃えておきましょう。
- 飼育ケージ(60cm×45cm以上)
- 床材(ウッドチップや紙製ペレットなど)
- 回し車(直径30cm以上のサイレントタイプ)
- シェルター(隠れ家)
- 水入れ(ボトルタイプ推奨)
- 餌入れ(陶器製など重めのもの)
- ヒーター+サーモスタット
- 温度計・湿度計
- ハリネズミ専用フード
これらを来店前日までにセッティング完了させておくことで、連れ帰った当日からすぐに安定した環境でハリネズミを迎えられます。
多くのペットショップで飼育用品も販売していますが、事前に準備しておくほうが焦らずに選べます。
購入時に受け取る書類と確認すべき内容
ペットショップでハリネズミを購入する際には、以下の書類を受け取り、内容を必ず確認しましょう。
- 販売証明書・生体カード:個体の情報(生年月日・性別・カラー・入荷日など)が記載されたもの
- 動物取扱業者標識の確認(店頭に掲示義務あり)
- 生体保証書:保証期間・保証内容が明記されたもの
- 飼育管理の説明書(任意で配布している店舗あり)
- レシート・領収書
特に生体保証の内容は、購入後に問題が起きた際の拠り所になるため、不明点はその場で確認してください。
なお、動物の愛護及び管理に関する法律により、販売業者は購入者に対して動物の飼育方法や健康状態などの重要事項を説明する義務があります。
安全に連れて帰るための移動方法と注意点
購入後の移動はハリネズミにとって大きなストレスになります。できるだけ短時間・安全に帰宅することを心がけましょう。
【移動時の注意点】
- ショップで用意されるキャリーボックスを使用し、中に少量の床材を敷く
- 直射日光・エアコンの直風・急激な温度変化を避ける
- 車での移動の場合、カーエアコンは適温(24〜26℃)に設定
- 電車・バスでの移動は揺れや騒音でストレスがかかるため、できるだけ短時間で
- キャリーボックスをむやみに揺らさない・覗き込まない
帰宅後はすぐにケージに移し、最低24〜48時間はそっとしておくことが重要です。
新しい環境に慣れるまでの間はなるべく触らず、食事・水・排泄を遠くから確認する程度にとどめましょう。
ペットショップでハリネズミを購入する際の注意点

ハリネズミを健康に長く飼育するためには、購入前の心構えや注意点を理解しておくことが不可欠です。
衝動買いは絶対NG!事前に確認すべきこと
ペットショップでハリネズミの可愛らしい姿を見て、衝動的に購入してしまうケースが後を絶ちません。しかし衝動買いは絶対に避けるべきです。
購入前に必ず確認・準備すべき事項を以下にまとめました。
- 飼育環境の準備:ケージ・保温器具・回し車などが揃っているか
- 生活スタイルとの適合性:夜行性のため夜間に活動音が出ることを許容できるか
- 10年程度の長期飼育への覚悟:ハリネズミの平均寿命は2〜5年(飼育環境が整った場合は6〜8年、最長10年以上のケースも)
- 医療費の備え:ハリネズミを診られる動物病院が近くにあるか、年間の医療費を用意できるか
- 家族全員の同意:同居家族にアレルギーがないか(針や糞にアレルギー反応を起こす人もいる)
特に動物病院の確保は最優先で行ってください。ハリネズミを診察できる獣医師は限られており、事前に把握しておくことが緊急時に役立ちます。
「安さ」だけで選ぶと後悔する理由
価格が安いからといって飛びつくと、後から大きなコストや苦労を背負い込む可能性があります。
安すぎる個体のリスク
- 健康管理が不十分な環境で育てられた個体の可能性
- ダニ感染・呼吸器疾患などを抱えている可能性
- 月齢が高く(成体に近い)人慣れしにくい場合がある
- 購入後すぐに体調不良となり高額な医療費が発生するリスク
ハリネズミの動物病院の診察費は、1回あたり3,000円〜10,000円以上になることも珍しくありません。
生体代で数千円節約したつもりが、医療費で数万円かかってしまうケースが実際に多く見られます。
適正価格で健康な個体を購入することが、長期的に見て最もコスパが良い選択です。
購入後によくあるトラブルと事前対策
ハリネズミを迎えた後によく起こるトラブルとその対策を確認しておきましょう。
トラブル1:なつかない・怖がって全くさわれない
対策:購入後1〜2週間は無理に触らず、飼い主の匂いのついたタオルをケージ内に置く。毎日少しずつ声をかけて存在に慣れさせる。
トラブル2:回し車を使わない
対策:回し車のサイズが小さすぎる可能性。直径30cm以上のサイレントホイールに変更する。設置場所を変えて試す。
トラブル3:餌を食べない
対策:環境の変化によるストレスが原因のことが多い。購入前と同じフードを使う(ショップに確認する)。数日様子を見て、改善しない場合は獣医師に相談。
トラブル4:ダニ・皮膚トラブルの発症
対策:購入後2週間以内に一度動物病院で健康診断を受けることを推奨。早期発見・早期治療が重要。
トラブル5:低体温症(擬似冬眠)
対策:室温を常時24℃以上に保つ。サーモスタット付きヒーターを使用し、温度が下がりすぎない環境を整える。万が一冬眠状態になったら、急激に温めず少しずつ体温を上げていく。
まとめ|信頼できるペットショップで健康なハリネズミを迎えよう

ここまでハリネズミのペットショップでの購入に関する情報を詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理します。
- 価格相場は15,000円〜40,000円で、カラーや月齢によって変動。初期費用の総額は5〜8万円を目安にする
- 購入先は大手ペットショップ・専門店・ブリーダーの3択。初心者には専門店が最もおすすめ
- 来店前に在庫確認の電話を入れること。希望の個体がいない場合は入荷リクエストや他の手段を検討
- 優良店の見極めには7つのチェックポイント(清潔なケージ・適切な照明・温湿度管理・スタッフの知識・情報開示・サポート・保証)を活用する
- 健康な個体を選ぶ5つの観察ポイント(目・鼻・針と皮膚・体型と動き・糞の状態)を忘れずに確認する
- 衝動買いは絶対避け、飼育環境の準備・近隣の動物病院の確保・長期飼育の覚悟を固めてから購入する
ハリネズミは適切な環境と愛情で育てると、飼い主に少しずつ慣れて愛らしい一面を見せてくれる魅力的なペットです。
焦らず、信頼できるペットショップや専門店をじっくり選んで、健康で元気なハリネズミとの生活をスタートさせてください。
なお、ハリネズミを含む特定動物の飼育に関する規制については、環境省の動物愛護管理行政のページで最新情報を確認することをおすすめします。


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