「ハリネズミの床材って何を使えばいいの?」「種類が多すぎて選べない…」そんな悩みを抱えていませんか?床材はハリネズミの健康と快適な生活に直結する重要なアイテムです。間違った床材を選ぶと、アレルギーや誤食など深刻なトラブルにつながることも。この記事では、7種類の床材を徹底比較しながら、選び方・敷き方・トラブル対策まで初心者にもわかりやすく解説します。
【結論】ハリネズミの床材は広葉樹チップが最適

結論から伝えると、ハリネズミの床材には広葉樹チップ(ポプラ・白樺など)が最もおすすめです。
安全性・吸水性・クッション性・入手しやすさのすべてにおいて高いバランスを誇り、世界中のハリネズミ飼育者に長年使われてきた実績があります。
迷っている方はまず広葉樹チップを選べば、大きな失敗を避けられます。以降では根拠とともに詳しく解説していきます。
迷ったら「広葉樹チップ」を選べば間違いなし
広葉樹チップが最適とされる理由は主に3つあります。
①安全性が高い:広葉樹(ポプラ・白樺・アスペンなど)はフェノール類の揮発性有機化合物(VOC)の含有量が少なく、アレルギーを引き起こすリスクが針葉樹と比べて大幅に低いです。
②吸水・消臭性に優れる:チップ状の構造が尿をしっかり吸収し、アンモニア臭の発生を抑えます。1日あたりの尿量が約10〜20mL(体重の約1〜5%程度)になることもあるハリネズミにとって、高い吸水性は衛生管理に直結します。
③掘る習性を満たせる:チップ素材は適度な厚みで敷けるため、ハリネズミが本能的に行う「掘る・潜る」行動を自然に実現でき、ストレス軽減につながります。
コストも1袋(約10L)で500〜1,500円程度と入手しやすく、ペットショップやホームセンター、ネット通販で幅広く流通しています。
初心者におすすめの床材TOP3
初めてハリネズミを飼う方向けに、特におすすめの床材トップ3を紹介します。
- 第1位:広葉樹チップ(アスペン・ポプラ素材) 安全性と使いやすさのバランスが最高。三晃商会の「ポプラチップ」やマルカンの「やわらか広葉樹マット」などが人気商品です。
- 第2位:コーンリター(とうもろこし由来) 誤食しても安全な天然素材で、消臭効果も優秀。マルカンの「コーンサンド」(CASA ハリネズミのコーンサンド)が代表商品。
- 第3位:ペットシーツ(薄型・固定タイプ) 交換が簡単で衛生管理しやすく、費用も月500〜1,000円程度。ただし掘る習性は満たせないため、チップとの併用がおすすめです。
これら3種類はどれも安全性が高く、初心者でも管理しやすいため、迷ったら上記から選んでみてください。
ハリネズミに床材が必要な3つの理由

「床材がなくても飼えるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ハリネズミの健康維持に床材は欠かせません。
ここでは床材が必要な3つの重要な理由を解説します。
足腰への負担を軽減するクッション効果
ハリネズミは野生では土の上や落ち葉の上を歩き回る動物です。
プラスチックや金属製のケージ底面で直接生活させると、足腰への過度な負担がかかり関節炎・足底炎(ソアホック)を招くリスクがあります。
適切な厚さ(3〜5cm)の床材を敷くことで衝撃を吸収し、長期的な足腰の健康を守ることができます。
特に高齢のハリネズミ(3歳以上)や、肥満気味の個体には柔らかく厚めの床材が推奨されます。
排泄物の吸収と衛生管理
ハリネズミは1日に複数回排泄を行い、特に夜間の活動時間中に多く排泄します。
床材がないと排泄物がケージ底に広がり、ハリネズミが直接汚れの中で生活することになります。
これは皮膚炎・足底炎(ソアホック)・呼吸器疾患などの健康トラブルに直結します。
吸水性の高い床材は尿を素早く吸収し、アンモニアの発生を抑えることで清潔な環境を保ちます。
特に広葉樹チップやコーンリターは吸水性が高く、排泄部分のみをすくい取る「部分交換」が容易なため日常の衛生管理が格段に楽になります。
掘る・潜る習性を満たしストレス軽減
野生のハリネズミは地中に巣穴を掘って生活し、危険を感じると落ち葉や土の中に潜る習性があります。
この「掘る・潜る」という本能行動は飼育下でも強く残っており、行動欲求が満たされないとストレスや免疫低下につながります。
適度な量と深さの床材を敷くことで、ハリネズミが自然な行動をとれる環境を作ることができます。
研究によれば、環境エンリッチメント(自然な行動が取れる環境整備)は小動物の寿命延長と行動障害の予防に効果があることが確認されています。
ハリネズミの床材7種類を徹底比較【一覧表付き】

代表的な7種類の床材について、安全性・コスト・メンテナンス性を一覧で比較します。
| 床材の種類 | 安全性 | 吸水性 | 消臭性 | コスト(月額目安) | メンテ性 |
|---|---|---|---|---|---|
| 広葉樹チップ | ◎ | ◎ | ○ | 800〜2,000円 | ○ |
| 針葉樹チップ | △(未処理は×) | ○ | ◎ | 500〜1,200円 | ○ |
| コーンリター | ◎ | ◎ | ◎ | 1,000〜2,500円 | ○ |
| ペットシーツ | ○ | ◎ | ○ | 500〜1,500円 | ◎ |
| 人工芝 | ○ | △ | △ | 初期費用のみ(月100円以下) | △ |
| くるみリター | ◎ | ○ | ◎ | 1,200〜2,500円 | ○ |
| 新聞紙・キッチンペーパー | △ | △ | × | ほぼ0〜300円 | ◎ |
広葉樹チップ(ポプラ・白樺)|最も安全で定番
広葉樹チップはハリネズミ飼育における定番中の定番です。
ポプラ・白樺・アスペンなどの広葉樹を原料としており、針葉樹に含まれるフェノール系の揮発性物質がほとんど含まれていないため、アレルギーリスクが非常に低いのが最大の特徴です。
- メリット:安全性が高い・吸水性が良い・掘る習性を満たせる・入手しやすい
- デメリット:ほこりが舞いやすい製品もある・消臭力は中程度
- 価格目安:10L入りで約500〜1,200円、月間使用量は20〜40L程度
選ぶ際はなるべくほこりが少ない(ダストフリー)の製品を選ぶと、ハリネズミの呼吸器への刺激を最小限に抑えられます。
針葉樹チップ(杉・ヒノキ)|安価だがリスクあり
杉やヒノキなどの針葉樹チップは価格が安く、消臭効果も高いため魅力的に見えますが、未処理のものはハリネズミには適さない場合があります。
針葉樹にはα-ピネンなどのテルペン系揮発性有機化合物(モノテルペン類)が含まれており、これが肝臓への負担や皮膚・呼吸器のアレルギー反応を引き起こす可能性があるためです。
- メリット:安価(広葉樹の半額程度)・消臭効果が高い・入手しやすい
- デメリット:未処理品はVOCによるアレルギーリスク・肝機能への影響が懸念される
- 使用する場合:高温処理・キルン乾燥済みの製品を選ぶこと
もし針葉樹チップを使用する場合は、必ず「キルンドライ(高温乾燥処理済み)」と明記された製品を選んでください。未処理品は使用を避けるのが賢明です。
コーンリター|食べても安全な天然素材
コーンリターはとうもろこしの穂軸(コブ部分)を粉砕して作られた天然素材の床材です。
誤食しても食品由来のため消化器への影響が少なく、床材を食べてしまう癖のあるハリネズミに特に適しています。
- メリット:誤食に対して比較的安全・消臭性が高い・ほこりが少ない・天然素材
- デメリット:広葉樹チップより価格が高め・湿気に弱くカビが生えやすい
- 価格目安:10L入りで約800〜1,500円
高湿度の環境ではカビが発生しやすいため、週1回以上の全交換と通気性の確保が重要です。
ペットシーツ|交換簡単で衛生的
ペットシーツ(ペットパッド)は犬猫用のトイレシーツをケージ底に敷くスタイルです。
汚れたら丸ごと交換するだけなので清潔管理が非常に簡単で、多忙な飼い主にも人気があります。
- メリット:交換が手軽・高い吸水性・ケージ内がすっきりする
- デメリット:掘る習性が満たせない・めくって潜ることによる窒息リスク・コスト(1枚20〜50円)が継続的にかかる
- 対策:チップ素材と組み合わせて使う「二層敷き」が有効
ペットシーツ単体で使用する場合は、ハリネズミがシーツを持ち上げてもぐらないよう、ケージの端をしっかり固定するか、専用のホルダーを活用しましょう。
人工芝|洗って繰り返し使える経済性
人工芝はホームセンターなどで購入できる緑色のマット素材で、洗って繰り返し使用できる点が最大の魅力です。
初期費用(500〜1,500円程度)のみで長期間使用でき、月間コストはほぼゼロになります。
- メリット:長期的に最安値・洗えば清潔に保てる・視覚的に明るいケージ環境に
- デメリット:吸水性がほとんどない・掘る習性が満たせない・爪が引っかかりやすい製品もある・乾燥に時間がかかる
人工芝を選ぶ際は、芝の目が細かく毛足が短いものを選ぶと爪の引っかかりを防げます。また乾燥用に2〜3枚用意してローテーションすると管理が楽になります。
くるみリター|消臭効果が高い自然素材
くるみリターはクルミの殻を粉砕した天然素材の床材で、特に消臭力の高さで評価されています。
天然の消臭成分を含んでおり、尿臭やフン臭を効果的に抑える効果があります。
- メリット:消臭効果が高い・天然素材で安全性が高い・重さがあり飛び散りにくい
- デメリット:価格がやや高め(10L約1,000〜2,000円)・入手先が限られる場合がある
臭いが気になる環境(マンション・ワンルームなど)で飼育している方に特におすすめの素材です。
新聞紙・キッチンペーパー|緊急時の代用品
新聞紙やキッチンペーパーは手元にあるもので急場をしのぐ緊急用の代用床材です。
本来の床材が切れてしまった時や、動物病院から一時的に使うよう指示された場合など、あくまで一時的な使用にとどめてください。
- メリット:コストがほぼゼロ・すぐに入手できる・交換が簡単
- デメリット:吸水性が低い・消臭効果がない・掘る習性が満たせない・新聞紙のインクが体につく可能性
新聞紙を使用する場合は、できるだけ大判に折り畳んで複数枚重ねることで吸水性を少し高めることができます。ただし常用はハリネズミのストレスや衛生面のリスクが高まるため避けましょう。
【危険】使ってはいけないNG床材リスト

ハリネズミへの安全性が確認されていない素材や、重大なトラブルを引き起こす可能性がある床材があります。
以下の床材は絶対に使用しないでください。
針葉樹チップ(未処理)|アレルギーリスク大
未処理の針葉樹チップ(杉・ヒノキ・パインなど)には揮発性フェノール化合物が多く含まれています。
これらの物質が皮膚・粘膜・肝臓に悪影響を与え、長期使用では慢性的なアレルギーや肝機能障害のリスクがあります。
症状としては、皮膚の発赤・かゆみ・くしゃみ・目やに・元気消失などが現れることがあります。
これらの症状が見られたら、即座に床材を広葉樹チップに切り替え、必要に応じて動物病院を受診してください。
猫砂(鉱物系)|誤食で腸閉塞の危険
鉱物系の猫砂(ベントナイト砂など)は水分に触れると固まる性質を持っています。
ハリネズミが誤って食べてしまった場合、消化管内で固まり腸閉塞を起こす重大な危険があります。腸閉塞は緊急手術が必要になることもあり、最悪の場合死亡につながります。
また砂の粒子が細かく、吸い込んだ際の呼吸器疾患リスクも高いため、いかなる理由でも使用は避けてください。
綿・布類|爪や足に絡まる事故の原因
フリース・タオル・コットン素材などの布類は、一見柔らかく安全に見えますが非常に危険です。
ほつれた糸や繊維がハリネズミの小さな爪・指・足首に絡みつき、血行障害や指の壊死(デグロービング)を引き起こす事故が実際に多数報告されています。
特に「ハリネズミ用」として販売されていない布製品は繊維の組み方が粗く、絡まりやすいため絶対に使用しないでください。
土・砂|ダニ・寄生虫の温床に
庭の土や川砂・公園の砂などの自然由来の素材は、ダニ・ノミ・回虫などの寄生虫が混入している可能性が非常に高いため使用禁止です。
ハリネズミはもともとダニや外部寄生虫に感染しやすく、感染すると全身の皮膚炎や脱針(針が抜け落ちる症状)につながります。
たとえ殺菌処理をしたとしても、通気性が悪く湿気がこもりやすいため、飼育環境として適切ではありません。
ハリネズミの床材の選び方|失敗しない3つの判断基準

床材選びで失敗しないためには、以下の3つの基準で総合的に判断することが重要です。
自分の飼育スタイルや環境に合った床材を見つけましょう。
安全性(アレルギー・誤食リスク)
床材選びで最優先すべきは安全性です。ハリネズミは好奇心旺盛で床材を口にすることがあるため、誤食した際のリスクが低い素材を選ぶことが基本です。
- アレルギーリスク:広葉樹>コーンリター>くるみ(低い順)、針葉樹未処理(高い)
- 誤食リスク:コーンリター・広葉樹チップ(比較的安全)、猫砂・鉱物系(非常に危険)
- 呼吸器への影響:ダストフリー製品を選ぶことで軽減
個体によってアレルギーの感受性は異なるため、新しい床材に変えた際は最初の1〜2週間はハリネズミの体調を注意深く観察してください。
メンテナンス性(交換・掃除のしやすさ)
床材の管理が手間になると飼育が続かなくなる原因にもなります。自分の生活リズムに合ったメンテナンス性の床材を選ぶことが長続きの秘訣です。
- 毎日こまめに掃除できる→広葉樹チップ(汚れた部分だけすくえる)
- 週1〜2回まとめてケア→ペットシーツ(丸ごと交換)
- 経済的に長期使用したい→人工芝(洗って再利用)
特に共働き世帯や一人暮らしの方には、交換が手軽なペットシーツと広葉樹チップの組み合わせが時間効率の面でおすすめです。
コストパフォーマンス(月間費用の目安)
床材は毎月消耗するランニングコストです。年間換算で見ると選択肢による差が大きくなります。
- 広葉樹チップ:月約800〜2,000円(年間約10,000〜24,000円)
- コーンリター:月約1,000〜2,500円(年間約12,000〜30,000円)
- ペットシーツ:月約500〜1,500円(年間約6,000〜18,000円)
- 人工芝:初期費用500〜1,500円のみ(年間ランニングコストほぼゼロ)
コスト重視なら人工芝が最安ですが、ハリネズミの習性や安全性を考慮すると広葉樹チップが最もバランスが良い選択です。大容量(30L以上)の業務用パックをネットで購入することで、さらにコストを30〜40%削減できます。
床材の正しい敷き方・量・交換頻度

床材は敷き方・量・交換のタイミングが正しくないと、その効果を十分に発揮できません。
基本的な管理方法をしっかり押さえておきましょう。
適切な厚さは3〜5cm|ケージサイズ別の目安量
ハリネズミの床材に必要な厚さは3〜5cm(最低3cm以上)が理想とされています。
薄すぎるとクッション効果が低下し、足腰への負担が増加します。逆に厚すぎると管理が難しくなるため5〜7cmを上限の目安にしてください。
- 60×45cmケージ(一般的なサイズ):約8〜15Lの床材が必要
- 90×45cmケージ(大型):約15〜25Lの床材が必要
- 衣装ケース(60×40cm程度):約8〜12Lの床材が必要
床材を購入する際は、月間使用量を見越して2〜3袋のストックを持つと急な補充の手間が省けます。
交換頻度の目安|毎日の部分交換+週1回の全交換
衛生面を保つために推奨される交換サイクルは以下の通りです。
- 毎日(部分交換):フンが固まっている箇所や尿で濡れた部分をスプーンやスコップですくい取り、新しい床材を補充する。所要時間は1〜3分程度。
- 週1回(全交換):ケージ内の床材をすべて取り出し、ケージ底面を消毒・乾燥させた後に新しい床材を敷き直す。所要時間は15〜30分程度。
全交換時はハリネズミの匂いが急変するとストレスになる場合があるため、古い床材を少量(10〜20%程度)混ぜると匂いの変化を和らげることができます。
季節ごとの調整ポイント|夏は薄め・冬は厚めに
床材の量は季節に応じて調整することで、ハリネズミの体温調節を助けることができます。
- 夏(6〜9月):床材を薄め(2〜3cm)にして通気性を確保し、熱がこもりにくい環境にする。気温25〜28℃を目安に管理。
- 冬(11〜3月):床材を厚め(5〜7cm)にして保温性を高める。ヒーターと組み合わせてケージ内を24〜27℃に保つ。
- 春・秋(4〜5月・10月):標準の3〜5cmを維持しながら天気に応じて微調整する。
ハリネズミは低体温症(冬眠様状態)に陥りやすい動物です。特に冬場は床材の厚みと保温器具を組み合わせて適切な温度管理を行ってください。
ハリネズミの床材トラブルと対処法【Q&A】

実際の飼育で起きやすいトラブルとその対処法をQ&A形式でまとめました。
床材を食べてしまう場合の対処法
Q. ハリネズミが床材を食べてしまいます。どうすればいいですか?
A: まず使用中の床材をコーンリターや広葉樹チップなど、誤食リスクの低い素材に切り替えてください。
床材を食べる原因としては、①空腹・栄養不足、②退屈・ストレス、③好奇心による探索行動、の3つが主に考えられます。
エサの量が適切かを確認し、おもちゃやホイールなどで運動・探索の機会を増やしてみましょう。それでも改善しない場合や大量に食べている場合は動物病院に相談することを推奨します。
アレルギー症状が出た場合の対処法
Q. 床材を変えてから皮膚が赤くなりくしゃみが増えました。アレルギーでしょうか?
A: 床材によるアレルギーの可能性が高いです。まず使用している床材を以前のものか、広葉樹チップなど安全性の高い素材に戻してください。
症状が軽減するか48〜72時間観察し、改善しない場合または症状が重い(食欲不振・急激な体重減少・ぐったりしているなど)場合はすぐに動物病院(エキゾチックアニマル対応)を受診してください。
新しい床材に切り替える際は、全量を一度に交換せず、古い床材と新しい床材を7:3→5:5→3:7というように段階的に混ぜて移行する方法が体への負担を減らします。
臭いがきつい場合の対処法
Q. ケージの臭いが気になります。床材で改善できますか?
A: 臭いの主な原因は尿のアンモニアとフンです。消臭効果の高いコーンリターやくるみリターへの変更が有効です。
また、毎日の部分交換を徹底し、トイレをケージ内に設置してそこで排泄する習慣をつけると、汚れが一箇所に集中して管理がしやすくなります。
全交換後にケージ底面をペット用消臭スプレー(アルコールフリーのもの)で拭き取ってから乾燥させると、より効果的です。
ダニが発生した場合の対処法
Q. ハリネズミの体にダニがついていました。床材が原因ですか?
A: 床材からのダニ感染は十分ありえます。特に自然由来の素材(くるみリター・コーンリターなど)は保管状態が悪いとダニが繁殖することがあります。
まず全ての床材を廃棄してケージを熱湯または動物用消毒剤で洗浄・乾燥させ、新しい床材に交換してください。
ハリネズミ本体のダニ治療は必ず動物病院で処方された薬剤を使用してください。市販の犬猫用ダニ駆除剤はハリネズミに使用すると中毒を起こす危険があります。床材はジッパー付き袋や密閉容器に保管し、開封後は早めに使い切ることが予防につながります。
【タイプ別】あなたに合ったハリネズミの床材はコレ

飼い主のライフスタイルや重視するポイント別に、最適な床材を整理しました。自分に当てはまるタイプを見つけてみてください。
初心者・安全性重視派→広葉樹チップ
ハリネズミを初めて飼う方や、とにかく安全第一で選びたい方には広葉樹チップが最適です。
アレルギーリスクが低く、吸水性・クッション性も高水準。ハリネズミの掘る習性も満たせるため、すべての面でバランスが取れています。
- おすすめ商品例:三晃商会「ポプラチップ」、マルカン「やわらか広葉樹マット」
- 購入場所:ペットショップ・ホームセンター・Amazonなどネット通販
コスパ重視派→広葉樹チップ大容量購入
ランニングコストを下げたい方には、広葉樹チップを大容量(30L以上)でまとめ買いする方法がおすすめです。
10L単品購入と比較すると、30〜50L入りの業務用パックはリットル単価が約30〜50%安くなることが多いです。
Amazon・楽天・Yahooショッピングなどのネット通販で「広葉樹チップ 大容量」で検索すると、コスパの良い商品が見つかります。保管場所があれば定期購入設定でさらに割引が受けられます。
掃除の手軽さ重視派→ペットシーツ併用
忙しくて毎日こまめに掃除できない方には、ペットシーツと広葉樹チップの二層敷きが効率的です。
ケージ底面にペットシーツを敷き、その上に薄く広葉樹チップ(2〜3cm)を重ねる方法です。
- 毎日:表面のチップの汚れた部分のみ取り除く(1〜2分)
- 週1回:チップを全部取り除き、下のペットシーツを交換してから新しいチップを敷く(10〜15分)
この方法なら、日々の掃除時間を大幅に短縮しながら衛生管理を維持できます。
誤食が心配な飼い主→コーンリター
好奇心旺盛で床材を口に入れる習慣があるハリネズミを飼っている方にはコーンリターが最も安心できる選択肢です。
食品由来(とうもろこし)の天然素材のため、少量の誤食であれば消化器への影響が最小限です。
ただし大量に食べてしまうと消化不良を起こす可能性があるため、食べ過ぎに気づいたら動物病院へ連絡しましょう。消臭力も高く、室内飼育環境にも向いています。
ハリネズミの床材はどこで買える?購入場所ガイド

床材の購入場所によって価格・品揃え・利便性が異なります。それぞれの特徴を把握して、自分に合った購入方法を選んでください。
ペットショップ|実物確認できる安心感
ペットショップでは実際に床材の質感・においを確認してから購入できるメリットがあります。
スタッフにハリネズミの飼育相談ができる点も初心者には心強いです。ただし価格はネット通販と比較して10〜30%ほど高い傾向があります。
コジマ・ケーヨーデイツー・ペットバルー・カインズペットなど、大型チェーンでは広葉樹チップやコーンリターを常時取り扱っています。
ホームセンター|種類豊富で価格も手頃
ホームセンター(コーナン・カインズ・コメリ・ジョイフル本田など)はペット用品コーナーに床材が充実しており、ペットショップより安い価格で購入できる場合が多いです。
特に大容量パックの取り扱いが多く、まとめ買いに向いています。
広葉樹チップ30L入りが1,500〜2,500円程度で販売されていることも多く、ネット通販と遜色ないコスパで購入できます。
ネット通販|大容量で最安値購入が可能
ネット通販(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど)は最も安く大容量を購入できる場所です。
定期便・まとめ買い割引を活用すれば、実店舗より20〜40%安くなることもあります。
- Amazonの定期おトク便:5〜15%割引
- 楽天市場のまとめ買い:ポイント還元で実質割引
- 業務用30〜50L大容量パック:単価が最も安い
一度購入した商品のレビューをチェックし、ほこりが少ない・品質が安定している製品を選ぶことが大切です。
100均|ペットシーツは使えるがチップは注意
ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均ではペットシーツが販売されており、一時的な使用や補助として活用できます。
コストパフォーマンスは高いですが、品質にばらつきがある場合もあります。
100均で販売されているチップ素材や木製ペレットは原材料・処理方法が不明確なものがあるため、ハリネズミへの使用は推奨しません。安全性が確認できない素材はたとえ安くても避けるのが賢明です。
まとめ|ハリネズミの床材選びで押さえるべき3つのポイント
この記事で解説したハリネズミの床材について、最後に重要なポイントを整理します。
- ①安全な素材を最優先に選ぶ:広葉樹チップまたはコーンリターが最もおすすめ。未処理の針葉樹・猫砂・布類・土砂は絶対に使用しない。
- ②正しい敷き方と交換頻度を守る:厚さ3〜5cmを維持し、毎日の部分交換+週1回の全交換を徹底することで衛生的な環境が保てる。
- ③自分のライフスタイルに合った床材を選ぶ:安全性重視なら広葉樹チップ、誤食が心配ならコーンリター、掃除が手軽なのはペットシーツ、最安値を求めるなら人工芝という選び方が参考になる。
床材はハリネズミの健康・ストレス・衛生管理に深く関わる重要なアイテムです。愛するハリネズミが快適に過ごせるよう、この記事を参考に最適な床材を選んでみてください。
もし体調の変化や気になる症状が見られた場合は、早めにエキゾチックアニマルを診察できる動物病院に相談することを強くおすすめします。


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